娘と風呂で遊ぶ  2011.01.23


最近、3歳になった娘のあすかが、よく「一緒にお風呂に入ろうよ!!」と私に言うようになった。

それまでは6ヵ月に一回位しか一緒に風呂に入ることはなかったのだが。

娘が一緒に風呂に入るのは、決まって妻であった。


娘は風呂好きである。ほぼ毎日風呂に入りたがる。

風呂に入って、よく浮き袋に入って遊んでいる。

また最近は、近くのスーパーに行くと毎日のように自分で選んだラムネやチョコレート類を買い求め、その食べ終わったプラスチックの容器で遊ぶようになった。


私も子供だった頃には、娘と同じように風呂の中でよく遊んだ。

自宅の風呂の中で、気ままに、好きなように遊んだ記憶は、今でも鮮明に覚えている。


娘のあすかと同い年の頃には、私は父親とよく一緒に風呂に入り、父親から手で湯を飛ばす水鉄砲の作り方やタオルで浮輪を作るやり方を教えてもらった。

小学校の頃には、泳ぐ真似をしたり、水中メガネをし、シュノーケルを付けて潜ったり、自分で組み立てたプラモデルの船を浮かべたりしたものだ。


子供の頃の『風呂に入るという行為』は、身体を洗い、疲れを取るためのものではなく、第一には、遊ぶためのものであり、次に湯に浸かり、気持ち良くなるためのものであった。


『湯に浸かり、プカプカと浮遊する感覚』は、母親の羊水の中にいた時の幸福な感覚を無意識のうちに思い出しているのかも知れない。

そう言えば娘が生まれたばかりの頃、風呂に入れると気持ち良さそうに、そのまま直ぐに寝入ったものだった。


娘のあすかが、「パパ、一緒にお風呂に入ろうよ!!」と最近言い始めたのには、訳があるはずだ。

その理由を妻に聞くと、

妻は、
「お父さんと入る方が、楽しいからに決まっているからよ」
「私と入ると、ただ身体を洗って出て来るだけだから」と言う。


時折、妻と娘が風呂に入っている光景を垣間見ると、娘はただ身体を洗っているだけでは得られそうもない幸せそうな表情を、必ず私に見せる。

妻は妻で娘と風呂の中で、私の知らない様々な遊びをしているのだろう。


それにしても娘と半年ぶりに風呂に入って驚いた事は、娘が自分でタオルに石鹸を付けて自分の身体をほぼ上手に洗った事だった。

「誰に習ったんだ、あすか? 上手くなったなぁ」
「お母さん!!」


そして更に私を驚かせたのは、

「パパ、身体を洗ってあげる」と言って、タオルに石鹸を付けて私の身体を洗ってくれた事だった。

「ゴシゴシ、ゴシゴシ」と言いながら、背中や二の腕、胸を洗ってくれた。


驚いたのなんの!!

更に「頭を洗ってあげる」とまで言い、私の頭にシャンプーを付けて、
「ゴシゴシ、ゴシゴシ」


父親として、泣けます。あまりの嬉しさに!!!


子供はいつの間にか、一人前に成長し、私の身体を洗うようになっていた。

『何ていうことだ!!!』

私は、顔面にアンパンマンのアンパンチを食らった!!!
そして同時に、『妻が色々教えたんだな!!!』と思った。


約10日程前、風呂桶を空気入れたまま湯船の中に入れ、
「大きなオナラ!!」と言っては
風呂桶を逆さにし、娘と共に風呂で遊んだ。

それの事がきっかけとなり、
「パパ、一緒にお風呂に入ろうよ!!」と声が掛かるようになったのかも知れない。

娘と風呂で遊ぶにようになり、以前にも増して、娘との距離が縮まったように思える。


娘が幾つになるまで「パパ、一緒にお風呂に入ろうよ!!」と言ってくれる事だろうか?

それにしても、父親と風呂に入った記憶は、娘が成人し、社会人となり、家族を持っても一生忘れる事のない記憶になるだろう。

私も3歳になった娘から、「パパ、身体を洗ってあげる」と言われ、娘の小さな手で身体を洗ってもらった日の事を一生忘れない。


ありがとう、娘!! ありがとう、我が妻よ!!



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