初夏なのに、初夏なのに、原発事故(1) 2011.05.19

3月11日の東北関東大震災で被災された皆様に、心より謹んでお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復興を心より願っております。

今は、待ちに待った初夏なのに、浮き立つ気持ちにはなれません。


家のすべての窓を閉じ、爽やかな5月の風の侵入を出来るだけ防いでいます。

いつもなら、家の中の窓という窓を全開にし、ベランダに咲いたバラの花の匂いを嗅ぎながら、5月の風や陽の光、鳥達のさえずりを楽しんでいたのに。


一人娘のあすかは、4月4日に晴れてめでたく幼稚園に入園し、毎日、元気に園バスに乗って幼稚園に通っています。


このブログも2月25日にアップして以来の久しぶりのブログとなります。


3月11日の福島第一原発の事故発生以来、1ヶ月近く毎日何度となくテレビのニュースを見ていました。また、各地の放射線量などをインターネットで見ていました。


先月4月16日の土曜日に、朝早く上野駅から新幹線に乗り、福島駅まで行き、福島駅からリレー号に乗って仙台市宮城野区の荒浜というところに行って来ました。

3月11日の地震発生直後、NHKのヘリコプターからのライブ映像を見ていました。津波に追われる車や破壊されていく家や建物。

見ているのが、本当に辛かった。

その荒浜地区に行き、なぎ倒された民家や車、瓦礫に覆われた一面の畑。

海岸沿いにあった大きな松の木が、根元から引き抜かれ、数キロ先の畑に散在している光景。それは破壊し尽くされた戦場のようでした。


自分の目で直接見ないと分からない津波の破壊力を思い知らされました。

被災された方々の大変さを思うと言葉がありません。


それにしても新幹線から見た福島の山々の光景、色とりどりの桜の花が咲き誇るその姿は、美しく、福島を愛する県民の方々の気持ちが良く分かりました。また、車窓から畑を耕している農家の人達の姿をよく目にしました。


福島県は、とても、とても素晴らしい県です。


その福島県で、レベル7の原発事故が起きました。

当初の原発事故の評価基準では、レベル5であったものが、レベル7になり、国内外で物議をかもし、東京電力日本国政府の後手後手の対応のまずさを未だに露呈させ続けています。


私は千葉県松戸市の東平賀と場所に3歳になる一人娘と妻と暮らしています。

娘は幼く、原発事故がどういうものなのか、放射能汚染の恐ろしさとは、どのようなものなのか分かるはずもありません。


娘を守るのは、私の務めです。

娘が無事に成人し、結婚をし、子供を産み、孫に囲まれて、幸せな一生を過ごせるようになることを、心より願っている一人の父親です。


事故当初からインターネットで放射線量を見ているうちに、3月21日を境にして、この辺りでは放射線量が高くなっていることに気づきました。


そのことは、東京大学柏キャンパスおよび国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)での日々行われている放射線測定結果から分かったのです。


シンチレーションサーベイメータを使った空間線量率の測定結果は、3月20日以前は、0.10μSv/h前後であったのですが、3月21日には0.80μSv/h を示し、その日以後徐々に低下していますが、5月4日のデータによると東京大学柏キャンパスが0.37μSv/h 、国立がん研究センター東病院が0.43μSv/h の値となっています。

東京大学柏キャンパスおよび国立がん研究センター東病院とも平時の値は、0.10μSv/h前後と全国の通常値である0.008〜0.048μSv/h より高くなっています。

これは東京大学環境放射線対策プロジェクトのホームページの説明によると、測定地点の近くに天然石材や敷石などがある場合には、0.3μSv/時に近い値を示す場合もあるとなっていますが、やはり高い値を示しています。


私はインターネットで、関連した項目を検索し、柏市松戸市流山市の一帯が放射線量の高いホットスポットである、ということを把握しました。


話は少し前後しますが、4月19日と20日の両日、千葉県庁および松戸市の大気環境を担当する部署に電話をしたのですが、まるで話になりませんでした。

「別段問題はありません」「調べる機器がありません」などなど、まるで「やる気がない」「責任回避」「事を荒立てたくない」としか言いようのない担当者の回答でした。

こんな人達に、安くはない給料を払っているのかと思うと、腹が立ちましたが、怒りをぶつけても埒が明かないと思い、電話を切り、松戸市の市長に電話をしました。

出てこられたのは、秘書の女性の方でした。


このつづきは、時間を開けずにアップします。


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